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最新の中国の鉄スクラップ事情。下級金属に余剰感。この先日本に流れる。

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中国鉄スクラップ事情

社長ブログ/2017/05/01

今年に入って私たちの業界には非常に厄介なことが起こっています。
それは以前から言われていたことですが中国国内の粗鋼生産能力が過剰すぎるので過剰設備を削減していこうという動きです。
これが私たち日本の廃棄物処理にどのような影響を与えるのか?そんな事を今日は書きたいと思います。

中国の鉄鋼業は日本のバブル期のように鉄鋼業者が設備投資を積極的に行いすぎた結果、生産能力が過剰になってしまいました。
昨年その過剰設備を削減していこうと政府方針が決まりました。
しかし、この鉄鋼業者のほとんどが国営企業なので色々とありすぐに削減できない…そうなると中小の民間企業から手あたり次第に削減。という事になっています。
名目は何でも良いんです。環境基準に合わないとか、町中だから出ていけとか、とにかくあらゆる手段で即座に削減しています。
おまけに中国には地条鋼と呼ばれる違法操業の電炉が数多くあります。(以下引用、大和総研様)
「地条鋼とは、鉄スクラップなどを中周波誘導電気炉と呼ばれる電炉で溶かして製造した、成分や品質の安定しない、粗悪な鉄鋼・鋼材のことです。当初は地面に埋め込まれた簡易設備で製造されていたので「地」という文字が使われています。地条鋼の生産能力は2015年末時点で1億トン程度とされ、これは日本の粗鋼生産能力とほぼ同じです。」
この違法操業施設の生産量は政府発表の数字には乗っておらず、上記の通り日本の粗鋼生産能力とほぼ同じ数字です。

以下は共同通信のニュース引用
「地条鋼」の徹底取り締まり、6月末までに
中国国家発展改革委員会(発改委)産業協調局の夏農巡視員は13日、スクラップを原料とするために品質を維持できない鉄鋼製品(俗称・地条鋼)の徹底した取り締まりを6月末までに実施すると強調した。14日付経済参考報が伝えた。
中国政府は供給過剰状態にある鉄鋼の減産に向けた取り組みの一環として、地条鋼の取り締まりや実質的に経営が破綻して再生が見込めない「ゾンビ企業」の整理を進めている。
夏巡視員は「地条鋼のメーカーを閉鎖するだけでなく、地条鋼関連の設備を徹底的に撤去する」と説明した。6月までの取り締まりに続き、7月以降は取り締まりを受けた工場の閉鎖状況、設備の撤去状況などの点検作業を行う。
–引用終わり

上記の影響を受け、いま中国への金属輸出がほぼ止まっている状態です。

日本で集められた金属スクラップは日本国内の電炉メーカーへ流れるか中国や韓国など諸外国へ輸出される流れがあります。
これは相場によりいろいろな方面へ流れていくわけです。

しかし今の中国がこのような状況で尚且つこの状況の影響で中国国内の金属相場も非常に低い状況です。
そうなると中国国内でリサイクルされていた金属(主に鉄くず)が中国から輸出される事態が今非常に懸念されています。

もしそういうことになると日本国内にスクラップが溢れかえる→相場が下落する→売上が下がる…
非常に嫌な予感がしているわけです…

廃プラの市況もそうですが私たちの仕事は中国への依存度が非常に高いと改めて感じました。

対応地域

上伊那、南信、長野県、
上伊那郡、伊那市、岡谷市、
諏訪市、塩尻市、下諏訪町、
辰野町、箕輪町、南箕輪村、
宮田村、駒ケ根市、飯島町、
中川村、高遠、長谷

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